U-NEXT ツナグ
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U-NEXTでツナグを観ました。
ツナグは平成24年(2012)10月6日に公開されたファンタジー映画。原作者は辻村深月、映画監督は平川雄一朗。死生観を扱った作品。
ストーリーは、死者との再会を希望する者と、死者、そして二人を仲介するツナグと呼ばれる特殊な能力を持つ者たちにまつわる幻想的な内容です。
ツナグの役を演じたのは松坂桃李。作品の中では歩美と書いて、『あゆみ』という名前で登場する。
この作品を観ている最中、もしも自分がツナグに出会う事ができるなら誰に会いたいと願うだろうか?と考えた時、実を言うと誰も思い浮かばなかった。
母を亡くしたばかりだというのに、なぜ母に会いたいと思わないのか?
自分にとって母の死は、本当に悲しい出来事でした。
しかし、謝りたかったこと、感謝したかったこと、これらすべては本当に不思議なんだけど、意図せずして母が亡くなる前日に全てを伝えている。
だから、また会って伝えたいと思うことなどは今のところないので会いたいという気持ちが湧いてこなかった。そういう意味で、私はとても幸せなんだと思う。
母が亡くなったことは悲しい。でも母に伝えなきゃいけないことは全て伝えた。母もまた、普段通りに一日を終えて布団で寝てそのままあの世へ行ったことは本当に幸せなことだと思う。
だからなのか、亡くなった時の母の顔は安らかで微笑んでいるようにも見えました。
あと、ツナグについて思うことだけど、残された家族に寄添うというよりも、もしも死者に引き合わせてくれるツナグが存在したらあなたは誰に会いたいのか?を考えさせることに意図を持たせているように感じた。
私もその意図にまんまとハマって、もしもツナグに出会う事ができたらと考えたわけですが。
それでもう一度考えたんだけど、仮にツナグに出会えたとしても今は特定の誰かに会いたいとは思わない。
でももしも将来、奇跡的に自分を好きになってくれる女性が現れて、更に奇跡的に結婚することになって、更に更に奇跡的に子供が生まれてくることがあれば、そこで初めてお母さんに会いたいと思うかな。
ツナグに依頼してお母さんに会えることが決まったら、生まれて来たばかりの子供を一緒に連れて行ってお母さんに抱いてもらいたいかな。『お母さんの孫やで?』って。そんな現実は来ないけどなw
そうした未来が来ない限り、死んだ母に会いたいと思うことは多分ないと思う。
最後になるけど、この作品は残された遺族に寄添うと言った感じの物語ではなく、後悔しないために大切な人に対して今何ができるのか?を考えさせ行動に移させる意図があると思う。。
そして、やはりこの作品もやたらと謝罪圧を感じるのでちょっとそこが受容れられなかったかな。
ストーリーとしては面白かった。樹木希林と松坂桃李が祖母と孫という関係も面白かった。次作があるなら、もう少し鑑賞者が幸せを感じられる内容にしてもらいたいなと思う。
日本人の多くはひょっとすると、大切な人を失ったことで初めて『あの時はこうしておけばよかった』などと気づいて後悔をしてしまう人が多いのかもしれない。それを反映したのがツナグだったのかもしれない。

ツナグ (新潮文庫 新潮文庫) [ 辻村 深月 ]