初月忌

2023年7月10日

７月１０日。７時３０分頃に目が覚めた。階段を下りてダイニングルームに行くと弟がテーブルの椅子に座ってニュースを見てた。

『おはよう』と朝の挨拶をし、『今日って１０日やな』と言うと、『先月の今日お母さん亡くなったんやな』と。そして、お母さんの部屋に入り『おはよう』と遺骨に向かって挨拶をしてお線香をあげました。

こんな感じで初月忌の朝を迎えた。

初月忌（はつがっき）とは、初めて迎える月命日の事で、他の月命日よりも丁重に供養を行うそうです。

自分は特別な供養をするつもりはなく、お母さんが亡くなってから過ごしてきた毎日のように過ごすだけ。

だから、法要とかもしないし、亡くなった時もお坊さんを呼ばずに直葬だったのでお布施を渡すこともない。父が亡くなった時はちゃんとしたお葬式もしたし四十九日の法要もしたのでお布施は渡してた。

でも、喪主は母だったので、お布施でどれくらい渡してたのか分からないし相場もどれくらいなのか分からないままだ。そういうのは全部弟が手配してくれた。できた弟だ（笑）。

自分は浄土真宗という意識はないんだけど、父方の祖母が『うちは浄土真宗やからな』と言ってたし、父が亡くなった時に浄土真宗の葬儀をしてた。

だから、母が亡くなって葬儀屋さんが来た時に『宗派はどこですか？』と尋ねられたので、浄土真宗ですとは一応答えておいた。自分はそんな意識は全然ないし、母もそんな風には思ってなかった。

母が亡くなってから、母の部屋には後飾りを置いてるが、お花をお供えしていたのも最初の方だけで、ここ最近は毎朝お線香をあげるのと、昼に自分がご飯を食べる前に霊前にご飯をお供えするだけの毎日が続いてる。

後は、母が好きだったパンを買って来てお供えしたことがあったかな。それとか亡くなる前日に食べたがってた卵焼きをお供えしたりとか。母の好きだったものをお供えするのが良いかな？と思ってそうしました。

部屋は亡くなった時のままにしてます。こんな感じで初月忌を迎えて一日を過ごしました。

そういえば、７月１０日は父の命日だった。今思い出した。死んだ後も夫婦って感じがするね。お父さん、お母さん、ありがとう。