お母さんの介護
お母さんの介護をする必要性が、今日突然訪れた。
5月末頃にお母さんの声がかすれてしまい、おかしいねと話していたら、その翌日くらいに熱がでました。それから食欲がわかないという理由で殆ど食事を摂っておらず今もずっと寝込んでいます。
熱は1週間くらい続いて現在は平熱に戻ってます。
その内、食欲も体調も回復するだろうと思って気にしていなかったんですが、昨日の14時半頃にお母さんとの会話でなんかおかしいなと感じたんです。
まず、ついさっき話したばかりの内容をしばらくしたらまた話しだしました。この時はあれ?さっきも同じこと話してたんだけど大丈夫かな?っていう感じで、この時はまだ気のせいかなって思ってました。
ところが夕方辺りになった時、明らかにおかしいと思う出来事が幾つか起きました。
まず1つ目は、食事をする部屋が暗いから電気をつけてカーテンを閉めてと言ってきました。この内容の会話を3回か4回くらいしてきました。
お母さんが最初に、食事をする部屋の電気を付けてカーテンを閉めてと言ってきた時には、既に電気も付いていてカーテンも閉まってました。
家にはお母さんと私しかおらず、私は食事をする部屋の電気はつけてないしカーテンも閉めてないので、お母さんが自分でやったことになります。
私はお母さんに『部屋の電気は付いてるし、カーテンも閉まってるよ』と伝えると『そうか。分かった。ありがとう』といって布団でまた寝始めたんですが、しばらくしたらまた同じことを言ってきたんです。
これを3回か4回くらいは言ってきたと思います。
因みに、お母さんの部屋と食事をする部屋はふすまを隔てて隣接してるので、お母さんは自分の部屋から食事をする部屋を見て暗いと感じたようです。
次に2つ目ですが、炊飯器の保温を消してと言った後に、暫くしてからまた炊飯器の保温を消してと言ってきました。
この出来事の後、晩ご飯のおかずを買いに買い物へ出掛けまして、家に帰ってきたら炊飯器のスイッチが入ってたので慌てて炊飯器のスイッチを消しました。
こんな感じで、同じ内容の会話を繰り返し、自分の行動の記憶も無くなっているように見えました。
昨日まではお母さんの食欲と体調が回復するのを待つしかないと思ってたんですが、今朝、救急安心センターの事を思い出してどうすればいいのか相談しようと思って電話をしました。
電話をした結果、緊急性は感じられないとのことで、救急車を要望するならこのまま消防に繋ぎますけど、緊急性は感じられないのでかかりつけの病院へ行って診てもらうことをお勧めしますと言われ電話を切ることに。
電話を切ってから、お母さんに病院へ行こうよと話したけど大丈夫の一点張り。
昨日の記憶障害のような症状はもしかしたら食欲がわかないと言って栄養をほとんどとってないからかもしれないと思い、『お母さん、食欲無くてもご飯食べようよ』と促すが拒否される。
平熱に戻ってそろそろ体力を取り戻さないといけないので、栄養を付けて体力を回復するためにも食べようよと更に説得。
お母さんはしぶしぶ玉子焼きとアイスクリームが食べたいと言ったので家の近所のローソンへ行く事に。玉子焼きが売ってなかったので玉子焼きが2切入った弁当とロッテの爽を購入。私は森永のモナカアイスを購入。
家に帰り、お母さんに玉子焼きを食べさせようとしたら1口2口くらい食べた程度で玉子焼きを1個と半分を残した。アイスクリームを食べたいというので爽の蓋を開けてスプーンを一緒に手渡した。
アイスクリームの方も半分くらい食べて『これでええわ』と言って食べ終わることに。
そのしばらく後、うんこに行きたいと言ってきて、布団で寝ていた状態から身体を起こして座ってる時に『あぁウンコがどんどん出てくる』と言った。
私はお母さんに、『ウンコ漏らしてもいいよ。お母さんが僕を生んで育ててくれた時はお母さんが僕のウンコの世話をしてくれたんやからお母さんが漏らしたら今度は僕がするのは当たり前やん。頼ってくれてええんやで』と声をかけた。この時、私は声が震えて涙を流しそうになった。
お母さんのパジャマのズボンが汚れているのが分かったので、『お母さん、パジャマとパンツ脱がして綺麗にするけど良い?』と尋ねると『うん、頼むわ』と言ってくれた。
私は急いで古新聞を取りに行き、お母さんを一旦仰向けに寝かせておしりを持ち上げ、おしりと布団の間に新聞紙を敷いて布団が汚れないようにした。
お母さんのパジャマのズボンを脱がしパンツも脱がすと、下痢の状態のウンコがパンツに染みついてしまっていて、お尻も汚れてしまっていた。
ティッシュで汚れを拭きとった後、タオルを水に浸してお母さんのお尻と、僕が生まれてきた場所も綺麗に拭きとった。全て綺麗に拭きとった後、新しいパンツとズボンを履かせることに。
『なぁ、お母さん。今度一緒に柳田の応援行こうや。お母さんいっつも一人でソフトバンクの応援行ってるけど俺と一緒に行こうや。お母さんとデートがしたい』とお母さんをデートに誘った。
母は笑って『そうやなぁ、柳田の応援一緒に行こか。』と返事をしてくれた。
母に手を握ってもらい、『お母さんと手を繋ぐのっていつ振りやろ?ちょっと記憶ないわ』と話しかけ、『お母さん、お母さんの事愛してるよ。大好き。いつもありがとう』と伝えた。
『お母さんの体調が良くなくなってから、お母さんがどれだけ凄いことを毎日していたのか気付いたわ。本当にありがとう。』とも伝えた。
今後、お母さんの体調がどれくらい回復するかはわからないけど、これは俺にとっての試練であり、絶対に乗り越えてやると思った。その為にも仕事をもっと頑張らないとなと思った。
母の状態は今現在確かに良くないけれど、私が個人事業主で自宅で仕事をしている事が不幸中の幸いで、常に近くで母を見ていられるのは本当にありがたいなと思いました。
お母さんの介護になるのか、あるいはお母さんが体力を取り戻して元気になって一緒にソフトバンクホークスの柳田を応援しにペイペイドームに行けるのかはわからないけど、二人で一緒に頑張っていこうと思う。
お母さん、いつもありがとう!愛してるよ!😄