献血 新たな異性との性的接触 なぜ

2022年10月5日

献血をすると、新たな異性との性的接触があった。を含む５項目に当てはまる場合、献血を拒否されます。

なぜ拒否されるのかと言うと、あなたが、新たな異性との性的接触をしたことで、エイズやＢ型肝炎ウイルス（HBV）、Ｃ型肝炎ウイルス（HCV）等の感染者になってしまってる可能性が存在しているからです。

医療現場では、命を助けるために、その障害となる可能性はたとえ僅かであっても全て取り除かなくてはなりません。

もしあなたが仮に、上記ウイルスに感染してしまっていた場合、患者の手術が成功していても患者に輸血した血液が原因でその人も感染者になってしまいます。

新たな異性との性的接触を報告するのが恥ずかしいという理由で、あなたの血液を輸血した人がウイルス感染者になってしまっていたら悲しくないですか？

もしあなたが報告を戸惑っているのなら、あなたが献血をした血液が誰の元へ行き届いているのかを知ってください。

それを知るためにも、輸血をした人たちの生の声をご覧になってください。

輸血をした人たちの生の声

上の写真は、輸血をした人たちの生の声です。輸血によって命が救われた子供たち、またその親からの感謝のメッセージです。その一部を紹介します。

・献血をしてくださったみなさんへ　薬が入っている時、ひんけつの時は、苦しいです。でも輸血をしてもらうと体も心もポカポカします。いつもありがとうございます。

・病気で輸血が必要な人たちのために毎日たくさんの人が献血してくれると考えると、とてもありがたいです。献血してくれる、みなさん。ありがとうございます。　５年生

・たくさん献血をしてくださる人がいて、ぼくたちは、助けられています。献血をしていただき、ありがとうございます。　５年生

・今回、学校の授業で輸血をしている血はどのように自分の所に来ているのかを娘と一緒に学びました。娘は治療の中で何よりも注射が嫌いです。その注射をして、献血をしてくれていることを知り、驚きと感謝の気持ちを言っていました。社会的にも厳しい状況の中、献血にご協力して下さり本当にありがとうございました。

・たいせつな血えきを分けていただいてありがとうございます。そのおかげで元気になりました。４年生

・娘が病になり、献血が薬になることを知りました。長期保存ができない血液は多くの方々の善意と優しさがいっぱいつまった贈り物です。命をつなぐ献血をしてくださった皆様に心より感謝申し上げます。

・ぼくたちは、献血していただいたおかげで、治りょうができています。本当にありがとうございます。　五年生

・血をぬく時、とってもいたい思いをしてるんですね。けん血してくれてありがとう。ちりょうがんばるよ。４年

・健康な状態で献血に来てくださってありがとうございます！また、少し不安に思って献血をした方も多くいると思います。でも献血をしてくださったおかげで血液を求めている人達が助かります。少しでも力をかして頂けるのは勇気ももらえます。だからみんなの力になっているという事を忘れないでください！ありがとうございます！！中学２年

・私の娘は中学生になった春、白血病の診断を受けました。娘の治療には輸血が欠かせません。つらい治療もある中、献血してくださる多くの方々がいらっしゃることにいつも本当に心を励まされています。ありがとうございます！

・献血してくださった方々へ　抗ガン剤の影響で苦しむ１０歳の娘の冷たい手足が輸血をして頂いて少しずつあたたかくなっていく時、いつも感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。娘の身体に流れているのは、皆さんの優しさです。無償の愛で命を分けてくださって、本当にありがとうございます。

・息子は５歳の時に骨髄性白血病を発症しました。再発し、現在も治療中です。治療中、何度も輸血が必要となり、その度に、献血をしてくれた方に感謝の気持ちでいっぱいになります。献血をしていただいて本当にありがとうございました。

・貴重な時間の中で献血して頂き、ありがとうございます。私の息子は白血病です。皆様に頂いた血で息子は治療が受けられています。本当に感謝しております。皆様に頂いた血を使わせて頂きながら完治します。ありがとうございます。母より

・献血していただきありがとうございます。あなたの血で、手術や化学療法の時私の子供は助かっています。本当に、ありがとうございます。

・献血をして下さって、ありがとうございます。多くの方々の力をかりて生きているのだと感謝の気持ちで、いっぱいです。本当にありがとうございます。

献血 新たな異性 なぜの答え

上で紹介したメッセージを読むと、献血で新たな異性との性的接触について、なぜ？の答えがお分かりいただけたかと思います。

あなたが新たな異性との性的接触をしたことで、エイズやＢ型肝炎ウイルス（HBV）、Ｃ型肝炎ウイルス（HCV）の感染者になってしまっていたら、あなたが原因で見ず知らずの人の人生を台無しにしてしまいます。

そうした悲しい事故を防ぐために、６か月以内に新たな異性との性的接触をした人の献血は拒否されているのです。

そして、献血によって救われた子供やその親御さんたちの感謝の気持ちをあなたは知ったわけですから、その気持ちを裏切るような真似はできないと思うんです。

病院での治療は、確実に命を救うために行っています。しかし、血液そのものがウイルスによって汚染されていた場合、患者の命を救うことが叶わなくなります。

あなたは、何のために献血をするのでしょうか？

あなた自身が『献血をした』という自己満足のために献血をするのでしょうか？そうではないはずです。

誰かの命を救いたいという思いからあなたは献血をしたのではないでしょうか？

もしそうだとしたら、『新たな異性との性的接触』について恥ずかしがっている場合ではないです。今すぐに献血ルームに戻ってスタッフに報告するか、チラシの連絡先に電話連絡しなくてはなりません。

正直に申し上げますが、私は本日（２０２２年１０月４日）の献血で『新たな異性との性的接触があった』ことが理由で献血した後、献血ルームに戻ってスタッフに報告しました。

献血をする前に、タブレットみたいなので事前確認をしますが、その時に他に人がいたので恥ずかしくてスタッフの方に言えなかったんです。

結局、血を抜いて献血ルームを後にしたんですが、他人の命にかかわることだから恥ずかしがってる場合じゃないよなと思いなおし、献血ルームに戻ってスタッフに報告しました。

スタッフの方は『わかりました』と言って、すぐに対応してくださいました。

私は今まで献血を２０年くらいしてきていますが、今回を含めて２回、新たな異性との性的接触があったことが理由で献血を中断しています。

１回目は、献血ルームに人がいなかったので献血をする前にやめたんですが、今回は献血ルームに人が居たのでちょっと言い出すのに抵抗を感じてしまいました。

ですが、やはり命の重みの前では恥ずかしいという感情は捨てなくてはなりません。

献血ルームのスタッフの方は『献血した血液は緊急で必要な方に使います』と言ってましたが、おそらく処分されると思います。

実際チラシには『ご連絡いただいた方の血液は使用いたしません』と明記されてるので処分されるでしょう。

スタッフの方はとっさに、私の気持ちを汲み取ってくれたのだと思いますが、患者のことを考えれば処分されるべきですし、処分されて当然です。

だからもし、あなたが新たな異性との性的接触があった場合、輸血をする人のこれからの人生の事を考えてあげてみてください。そうすると自ずとその報告をしなくてはという気持ちになるはずです。

献血は、自己満足の為にするのではなく、輸血を必要とする人やその家族のため、そしてその人たちの将来、未来のためにする行為です。あなたの誠実な行動が患者とその家族の将来や未来を救います。

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